たくさんの応援メッセージを頂きました。

内山節氏(哲学者)

 これからの地域は、生活の面だけではなく、生産や流通の面でも、支え合い、結びあう力を創造していかなければいけないのではないかと思っていた。そうでなければグローバル化する経済に地域は従属してしまうだけではなく、多くの地域は市場競争のなかで振り落とされていってしまうだろう。「おむすび通貨」の成功を私は祈っている。それは地域経済をも、支え合う市場をつくることによって回していこうとする試みである。しかも地域外の人々も加わることによって、多くの人々が連帯して地域経済を守る仕組みをも視野のなかに収めている。素晴らしい実験である。かつてゲゼル経済学のなかで提起された地域通貨が、資本主義と市民社会、近代国家が行き詰まるなかで、この豊田の地で新しいかたちをつくりだそうとしている。その成功は、世界の人々に新たな社会の方向性を示すことになるだろう。東日本大震災からの復興にも、ひとつの可能性を提起することになるだろう。私は、創造的実験がいま豊田の人々のなかからはじまったことに、心から感動している。

 

丸山真人(東京大学大学院総合文化研究科教授)

 待ち望んでいた地域通貨がついに実現しました。これまで、地域通貨はサービスの交換が中心でした。お金では取引できない隣人同士の助け合い・支え合いの輪を地域通貨で拡げていこうという理念はもちろん大切なことです。しかし、物質的な裏付けが弱かったように思います。物質と言っても金銀財宝のことではありません。地域の資源、それも生命を支える根源であるお米と引き換えることのできるおむすび通貨は、地域通貨の本来の姿を最も分かりやすく表現していると言えるでしょう。しかも、広告収入やおむすび通貨の販売によって、運営上必要な経費を現金で調達する仕組みを取り入れたところは、堅実な三河人気質を表わしているかも知れません。等身大のおむすび通貨を心より応援いたします。

 

河合優子氏(紙幣広告スポンサー:ピアニスト)

 地元でつくられた安全でおいしい玄米は、私たちが健康に生きていくために何よりも大切な命の糧です。主食、つまり食べものの中でももっとも重要で、これなしに私たちの体はうまく機能しないのです。食べものが血液となり、血液が細胞になります。その細胞の質が体質になります。玄米をはじめとする食べものの質が、私たちの体質をつくるのです。一方、音楽は人間に与えられたもっともすばらしいもののひとつで、私たちの愛情のあらわれであり、人と人との心をつなぎます。すばらしい音楽は私たちに生きる勇気、生きる喜びを与えてくれます。音楽は常に自然とともにあり、自然の摂理にのっとっています。また音楽家にとって自然は最高の教師ともいえます。安全でおいしい玄米と音楽なしに私は生きていけません。おむすび通貨のことを初めて知った日、どんなにうれしい気持ちになったか、私は決して忘れることはないでしょう。

 

中山勝秀古氏(紙幣広告スポンサー/提携店(南知多):日間賀観光ホテル代表取締役)

 今の米づくりは、代々受け継がれてきた農家の方々の想いで続けられている。しかし、損得だけの経済社会で消費者の意識が変わらないままでは、生産農家の想いだけで米作りを継続することは難しいと思う。生産農家と消費者が同じ想いで、米作りをする時代が来ていると感じている。私の住む日間賀島は漁業の島であり、漁業者も同様である。海に魚がいても自分で獲らなければ食べられないことにならない為にも、「育てる消費」が広がることに役立てばと思い、おむすび通貨の趣旨、「皆で育てる地域のお米」に賛同しました。

 

広田奈津子氏(名古屋市生物多様性アドバイザー)

 魚をとる名人。お米の名人。山菜。山の水。感謝し合い、ありがたくいただく暮らし。絆の糸は見えないけれど、無数に交差し、織られて、私たちは守られます。世界経済のモノサシを手にしてから、かけがえのない糸を断ち切って来た私たち。おむすび通貨は、もう一度ぬくもりを織り直す大きな挑戦です。みらいの子どもたちの笑顔を包むために、小さなことでも、いま始めてみたい。おむすび通貨に勇気をもらって、そんなことを思っています。

 

石川卓哉氏(提携農家(田原):石川農園)

 「田んぼは儲からん。」これは農家の常識です。それもそのはず、安いお米だと農家卸価格で10000円/60kg、お茶碗一杯10円です。極一部の農家は大規模化するか、高く売れるお米をつくって時代に対応します。多くの農家は、儲からなくてもつくり続けるか、田んぼをやめるか、選択します。それが市場原理だ、みんなそうして競争してるんだ、と思うかもしれません。でも、このままだと、お米の背後に広がる豊かな農村文化や自然環境が無くなってしまいそうです。日本円だけでは、お米の本当の価値を計りきれません。おむすび通貨を通じて、お米の本当の価値を1人ひとりが考えてほしい。生産者と消費者がお互いにありがとうと言い合えるような優しい経済づくりを、おむすび通貨に期待しています。

 

池野雅道氏(提携農家(豊田):愛農流通センター代表取締役)

私は、自立のために30年前より仲間と産直活動をして来ました。消費者の方々と顔を合わせて農業の大切さ、食べ物の大切さを訴えて来ました。日本人の基本食べ物であります「お米」をベースにしたおむすび通貨の考え方に、とても共感しております。私の住んでいます地域は皆様の飲み水の水源であります矢作川の上流に位置しております。ここで化学農薬・化学肥料を使用しないお米作りを広げて行く事は下流の皆様の健康をはじめ生活環境を守る事にもつながります。取り組みがいがあるというものです。今、田植えの真最中ですが、実りの秋がいまからとても楽しみになりました。                                  

 

すずきめぐみ氏(提携店(名古屋):古本カフェ ソボクロ店主)

 「お米の値段って、安すぎません?!」って言われて、「そういえばそうだ」。という所からおむすび通貨の宣伝に来た吉田さんの話に聞き入りました。何気なく食べているお米は、お百姓さんが手間ひまかけて、大事に作ってくれているお米なんだ。安すぎるから仕事にならないって、みんな作るのをやめてしまったり、安く作るために良くない薬をいっぱいかけたり・・・そんな事になっては大変!という気持ちになりました。1枚のおむすび通貨を手にとると、1握りのほかほかおにぎりを手のひらにのっけてもらっているようなあたたかい気持ちになります。おいしいお米を作り続けてもらうためにおむすび通貨を応援します。

 

広瀬明史氏(提携店(豊田):広瀬重光刃物店店主)

 山里足助で、刃物店とライブカフェをやってます。昨年は、おむすび通貨初年度にもかかわらず、農作業やイベントで手にした通貨を持って、多くの方がご来店、ご利用いただき、常連さんもずいぶん増えました。自分でも、休みの日に、気になっていた豊橋のお店まで夫婦で行き、通貨を使っております。今後、通貨を使える店がどんどん増えれば、相当おもしろい事になるのではと、期待がふくらんでいます。

 

松井洋一郎氏(提携店(岡崎):株式会社みどりや専務取締役/岡崎まちゼミの会代表)

 私は岡崎市内にて古くから「みどりや」という店舗を持つ商店主として、まちづくりや取り分け自らの営む店舗がある岡崎の中心市街地の活性化に取組んでいます。おむすび通貨の存在を知り、これまでの地域通貨とは全く違った発想に興味を持ち、自然と共生する精神性と地域づくりが密接に関連しているという考えに驚きました。これからの地域コミュニティを考えるとき、このおむすび通貨の発想は必ず効果的に作用すると賛同し、自らの店舗も提携店として名乗りをあげることにいたしました。今後、この通貨が地域の農業、商業を結び我々の生活に喜びと楽しさをもたらすことを願います。