丸山真人氏(東京大学大学院総合文化研究科教授)

 待ち望んでいた地域通貨がついに実現しました。これまで、地域通貨はサービスの交換が中心でした。お金では取引できない隣人同士の助け合い・支え合いの輪を地域通貨で拡げていこうという理念はもちろん大切なことです。しかし、物質的な裏付けが弱かったように思います。物質と言っても金銀財宝のことではありません。地域の資源、それも生命を支える根源であるお米と引き換えることのできるおむすび通貨は、地域通貨の本来の姿を最も分かりやすく表現していると言えるでしょう。しかも、広告収入やおむすび通貨の販売によって、運営上必要な経費を現金で調達する仕組みを取り入れたところは、堅実な三河人気質を表わしているかも知れません。等身大のおむすび通貨を心より応援いたします。